起業にはリスクがつきものだが、それでもやる、という気概がないのだったらお勧めしない

独立起業したいという人は結構います。私の周りにも起業「したい」人は多数います。それでも実際に起業した人というのはあまりいません。

当然ですが、起業するにはリスクが高いからです。これは個人事業主としてやっていく場合であっても、会社としてやっていく場合であってもです。

起業してつくづく思ったのは、とにかく会社員は守られているということです。自分だが代表になると全責任を自分で負うことになりますので、守ってくれる人がいません。精神的にもそうですが、特に金銭面では本当に厳しい。

ビジネスには資金が必要です。当然、資金があればあるほど新しいことや大きいことに挑戦できますのでリスクを取るほど成功したときのリターンが大きいです。だからこそ事業を大きくしてしまってから失敗すると手痛い出費になります。これが手痛いくらいならよいです。会社が赤字、くらいならまだマシです。実際に支払うべきものが支払えなくなると会社は終わりです。

売上が経たなければ自分の給料も払えませんし、家賃も払えません。

ちなみに、会社は資本金1円でも設立できるからカンタンです。事業資金は借り入れすればよいですし、会社が負債を負うだけで個人の責任は有限なので心配ありません。みたいなキャッチで会社を作らせる団体もありますが、全て嘘ですので騙されてはいけません。

会社の設立は資本金は1円でもできますが、資本金1円、つまり自らお金がありませんと公言している会社を信用してくれる=取引してくれる会社は稀です。株のトレーダーで儲かったので節税のために個人事業主から法人化した、とかなら資本金1円でもよいですが、こういうのはレアケースです。

事業資金は借りればよいというのはその通りですし、金融公庫という手段がありますから事業開始当初の資金は何とかなるのでしょうが、月々の売上がなければ存続は厳しいです。

会社が負債を負うだけというのも本当ですが、立ち上げたばかりの会社に連帯保証人なしで貸してくれる金融機関は極稀です。結局は代表が個人保証することになるので会社の倒産=代表者の破産だったりします。

こういう起業リスクは当然ありますので、私は安易な起業はお勧めしません。事業計画を見てくれ、なんていう人もいますが、事業計画は計画なので達成できる保証がありませんので、結局は周りから起業はやめろと言われても「いや、自分はやる」という強い決意がある人でないとやっていけないわけです。

ちなみに、会社の存続率は1年で50%近く、5年で80%近く、10年で95%近くが倒産しています。途中でうまく撤退した会社もあるにはあるのでしょうが、多くはよくない結末を迎えているはずです。

この数値は会社であって、個人ではありませんので、会社員を辞めて起業しても成功する保証はないどころかかなり厳しいです。個人事業主を考えると上述の数字はもっと増えるかもしれません(減るかもしれませんが)。

だから私は相談された時には言っています。

独立するな

こう伝えて、それでもやるような人しか踏み込めない領域です。

以下、参考にどうぞ。

起業して失敗するのが怖い!起業を成功させるためのポイントとは

起業するリスクについて真剣に考えてみた。

起業する前に考えるべき5つのリスク